Design

空間デザイナー・東野唯史が思い描く理想のコミュニティー社会 (前編)

長野県諏訪市にあるリビルディングセンタージャパン(以下、リビセン)は、1階がカフェと古材売り場、2階と3階は古道具を販売するリサイクルショップだ。解体される古い建物から家具や建具や木材などを”レスキュー”して加工・販売するほか、古材を利用した空間デザインを提案している。2016年秋に誕生したリビセンは、古くて今の時代に合わなくなった物の新たな使い方を提案し、捨てられる古材を再び資源として循環させるサステイナブル(持続可能な)な取り組みが注目を集め、全国から客が訪れる。この新しい文化の発信拠点はどのように誕生したのか、代表の東野唯史(あずのただふみ)に話を訊いた。
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デザインは世界をよくできる


── リビセンを始められる前はどのようなお仕事を?

東野
 空間デザイナーとして活動していました。東京のゲストハウス「Nui.」を作ったことを機にゲストハウスやお店の設計依頼が増え、諏訪の「マスヤゲストハウス」を作ったことで5年前に諏訪に移住しました。
── リビセンを作ろうという気持ちが芽生えたのはなぜでしょう?

東野
 古材を扱うお店はありますが、もっと買いやすいお店が日本にもあればいいのにと以前から思っていました。以前『広告』という博報堂が出している雑誌でページを割り当てられて、自分の理想の町をプランニングしたことがあります。その時からリビセンのような古材屋を作って資源を循環させる仕組みが作れたら良いと思っていました。

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