Travel

NORTHERN 北へ (函館篇)

写真家・操上和美(くりがみかずみ)は晩秋の北海道を旅した。千歳から苫小牧、室蘭を経由して函館へ、そして小樽へと向かった。旅の動機は盟友であるロバート・フランクへの追慕だった。
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移動する視線


2019年9月9日、世界的な写真家ロバート・フランクが亡くなった。享年94。1958年刊行の写真集『THE AMERICANS』は名作として今もなお語り継がれている。アメリカを移動しながらモノクロで撮られた清冽な写真は時代を写し、第二次世界大戦後のアメリカの行方を物語る作品であった。 ロバート・フランクの移動する視線は、ウイリアム・クラインやリチャード・アヴェドンに影響を与えていった。日本でも、荒木経惟(のぶよし)、森山大道などに大いなる創作意欲をかきたてていった。操上和美もその一人だった。

北海道富良野市に生まれた操上は、1994年横浜で大規模な写真展のために来日したロバート・フランクを故郷の北海道への旅に誘った。

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