
インターネットの要でもあるTCP/IP
一体どういうものなのか今回はそれを見て行こう

そもそもTCP/IPはインターネット・プロトコル・スイートとよばれ
インターネット通信におけるプロトコル(約束事の)スイート(規定集)だ

今まではコンピュータ同士を通信する際異なるプロトコルにたいして共通の相互通信
プロトコル(事実上のP2P)を行うことでその問題を隠蔽してきていた

1973年の夏までに、カーンとサーフはすぐに基本的な改良を解決し
ARPANETにおいては、信頼性についてネットワークが責任を持つ代わりに、ホストが責任を持つようになった。サーフはユベール・ジメルマンとルイ・プザン(CYCLADESネットワーク設計者)が、この設計に対して重要な役割を果たした功績を認めている。
これがヘッダー情報による断片化検証よ

ネットワークの役割を最低限まで減らす事で、それらの特性が何であろうとも、ほぼ全てのネットワークを統合できるようになった。それによりカーンの当初の問題も解決した。よく言われる事は、TCP/IP(サーフとカーンの取り組みの最終成果)は「two tin cans and a string」(2つの空き缶と1本の紐、すなわち糸電話)でも機能するだろうという事である。エイプリルフールネタではあるが、伝書鳩を用いて稼動するための実装案「鳥類キャリアによるIP」さえ存在する。(RFC 1149[6][7])
これがアプリケーション層と呼ばれる層の誕生で各アプリケーションはサーバホストが固有のポートを持つことでその通信を保証・負担することにしたんだぜ

(その他の型のゲートウェイとの混同を避けるためにゲートウェイから改名された)ルーターと呼ばれるコンピュータはそれぞれのネットワークにインタフェースを提供し、ネットワーク間で行き来するパケットを転送する。ルーターに関する必要条件は RFC 1812 [8]で定義された。
これがルーターの誕生の瞬間だ


1997年3月、全国銀行協会連合会が傘下銀行の企業・銀行相互間のオンラインデータ交換において使用できる新しい標準通信プロトコルとして、全銀TCP/IP手順を制定した。それまで利用されてきた全銀手順に代わり、電子データ交換でもTCP/IPが使われるようになった。
これが全銀システムの誕生の瞬間よ
そして通信速度が技術進化と共にモアタイムネットワークが構築され
銀行営業時間外でも参加銀行間での振り込みが可能になったわけだわ

各層における役割は以下の表のとおりだ
4. アプリケーション | DNS, TFTP, TLS/SSL, FTP, Gopher, HTTP, IMAP, IRC, NNTP, POP3, SIP, SMTP, SNMP, SSH, TELNET, ECHO, RTP, PNRP, rlogin, ENRP |
さまざまな理由でTCP上で稼動する BGPなどのルーティング・プロトコルも、アプリケーションまたはネットワーク層[要説明]の一部と考えられる場合も有る。 | |
3. トランスポート | TCP, UDP, DCCP, SCTP, IL, RUDP |
2. インターネット | IP上で稼動するOSPFなどのルーティング・プロトコルも、経路選択を提供するため、ネットワーク層[要説明]の一部であると考えられる事も有る。ICMPとIGMPはIP上で稼動し、また制御情報を提供するため、ネットワーク層[要説明]の一部であると考えられる。 |
IP (IPv4, IPv6) | |
ARPとRARPはIPの下、リンク層の上で動作するため、それらはどこか中間に属する。 | |
1. リンク | イーサネット, Wi-Fi, トークンリング, PPP, SLIP, FDDI, ATM, フレームリレー, SMDS |